脱疲労日記7 いよいよ検査へ(血液、唾液コルチゾール、IgGフードアレルギー、尿中有機酸)
・カゼイン(牛乳のたんぱく質)フリー
・グルテン(小麦のたんぱく質)フリー
・カフェインフリー
4ヶ月ほど続けてみて、お腹の調子が落ち着いてきました。それまでは週に1~2回は下痢をしていたんです。それがほとんどなくなりました。下痢することはゼロではありませんが、食べ過ぎた、冷えた、月経、などある程度、原因が予測できる時だけになりました。それまでは3日に1回は下痢というペースだったので、下痢の回数が減るだけで、かなり体力が温存されます。
K先生にオススメされた、四ッ谷のナチュラルアートクリニックへ。
・血液検査(70項目以上)
・唾液コルチゾール検査
・IgG遅発性フードアレルギー検査
・尿中有機酸検査
を受けました。
総合便検査や脳神経伝達物質の検査も受けたかったですが、予算的に見送ることに。栄養療法は保険が使えませんので、自費診療となります。後に総合便検査を受けたので、その話しはいずれ。
・血液検査(70項目以上)
K先生の勉強会でおおよその予想はついていましたが、さらに詳しく検査をすることでいろいろわかりました。
赤血球が小さく(MCV)、色も薄いので(MCH・MCHC)、数を多くして補っている(赤血球数)。数を多くするために血液を濃くしているので脱水が起こっている(Hb・ヘマトクリット)。
コエンザイムQ10が低い。これだけで疲れが取れない、元気がでない感じになり得る。
胃の消化力がおそろしく低い(ペプシノーゲンⅠ)。たんぱく質が消化できない。お肉・卵は消化酵素を飲みながら。消化酵素を出すミトコンドリアが弱っているので、おそらくリパーゼも落ちている。
脂肪肝がある(AST<ALT)、たんぱく質が改善したら、本当はもっと数値が上がるかも。
脂肪肝につられて上がっている数値があるが(LD・ALP)、脂肪肝が改善したら、本当はもっと低いかも。
アミラーゼが低い、膵臓が弱っているかも。
ビタミンB6が低い。
アラキドン酸は理想的だけれど、EPA・DHAが低すぎる、バランスとしてはアラキドン酸が高くなる。
ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、脂溶性ビタミンが全部低い。ビタミンEは下がることは稀。
カルニチン、アシルカルニチンが低い。脂肪をエネルギー源として使うのが下手。
カリウムが低い、交感神経優位、ミネラル全般が落ちている。マグネシウムが低い、点滴をしてもいいくらい。亜鉛が低く、銅が高い。亜鉛とマグネシウムはNMDAグルタミン酸受容体の興奮をなだめてくれる。
TSHがちょっと高い。FT3で機能していないもの(リバースT3)があるのかも。DHEA(ホルモンの材料)が低い。
・唾液コルチゾール検査
朝のコルチゾールが低い。起きられなくて当然。副腎疲労。
・尿中有機酸検査(OAT)
カビが出す物質(アラビノース)が高い、リーキーガット、炎症がありそう。クロストリジウム・ディフィシルが多いと下痢を起こすが、これは大丈夫。シュウ酸が高いとカビの存在を疑うが、そんなに高くない。
クレブス回路のクエン酸→アコニット酸が上手く進んでいない。ここを阻害するのが、水銀、ヒ素、マグネシウム不足、ビタミンB群不足。2オキソグルタル酸→コハク酸へも上手く進んでいない。フマル酸→リンゴ酸へも上手く進んでいない。ここを阻害するのがカビ。
ドーパミン→ノルエピネフリンが若干上手く進んでいない。カビが邪魔をする。セロトニンが低く、キノリン酸が高い。キノリン酸に材料が流れてしまっている。
ウラシルがチミンになるのにはメチル化が必要。若干低い。低メチル化かも。
メチルB12はまぁまぁある、ビタミンB6低い、ビタミンB2低い。
ちんぶんかんぶんな用語が並んでいるかと思いますが、分子栄養学を学んでいくと、これらが何を意味しているか、どういう症状が現われるかがわかってきます。