脱疲労日記12 自分では充実していると思っていた

体調が一番ヒドかったのは、転勤で体調を崩したからだと思っていました。今から振り返ると、転勤だけが悪者ではなく、溢れそうなコップの最後の一滴が転勤だったのだとわかります。

転勤になる前、数年間くらいは自分の認識としては、すごく充実していました。年齢で言うと、40歳前後。好きな仕事をしているし、仕事の実績も出ているし、プライベートも充実。自然療法系のセミナーに通うようになり、仕事以外でも知的好奇心を満足させることができていました。ホットヨガにも週1で通っていました。公私ともに食事会も多くて、グルメ写真をSNSにアップして、いいねもたくさん。でも無理してやっている感じはありませんでした。

途中、尿管結石で、1~2週間くらいおそるおそる生活をして落ち着きました。

しかし、K先生に人間ドックの血液検査結果を見てもらったデータは、転勤になる前の3年分。すでに相当悪かったんです。

低コレステロール、低中性脂肪、肝機能低下、貧血。転勤の前から悪かったんです。転勤は最後の一滴でした。

その頃、鍼治療にも通っていたのですが、鍼の先生からは、弱っているところがいっぱいあって、病気になっていないのが不思議なくらいと言われていたんだった。

副腎疲労のステージでいくと、まさに抵抗期。本人は元気なのですが、コルチゾールが過剰に出てしまって、副腎疲労の疲弊期になってしまうまで秒読みという感じ。

コーヒーは毎朝、カフェオレで1杯飲んでいました。後は、ランチにドリンクがついていたらコーヒーをチョイス。人と会うためにカフェに入ったらカフェラテ。毎日人に会うわけではないし、ランチにドリンクは必ずついているわけでもないので、平均、1日に1.5杯くらいでした。

でも、飲み会の後は、帰宅時にコンビニでハーゲンダッツはお約束でした。血糖値下がっていたんだろうなぁ。

既に糖質制限には出会っていたので、食事は、たんぱく質と野菜をまず食べて、主食はそれから、くらいの「食べ順」で、ひどい低血糖にはならずに済んでいました。今から思うと、まだコルチゾールが出ていたからなんですよね。今は、この頃以上に食事に気をつけているのに、低血糖になってしまうことがまだあります。完全に副腎疲労の疲弊期になってしまったので、コルチゾールが出せていなくて低血糖をカバーできていないことがよくわかります。

食事には気をつけ、ホットヨガにも週1通っているのに、体重は微増していくという感じでした。痩せるほどにタイトにやっていたわけではないけれど、維持くらいはできてもいいくらいには気をつけていました。しかし、微増する体重。もう、加齢で基礎代謝が落ちているんだろうと思っていました。今思えば、コルチゾールがバンバンでて筋肉は分解していくわ、血糖値を上げるので脂肪にもなるし、コルチゾールをなんとかしないと、食事や運動を頑張っても痩せるハズがありません。コルチゾール過剰の典型的な体型の画像を見ると、自分が、コルチゾール過剰だったことがわかります。

ホットヨガにハマっていたのも、ハードに自分を追い込む感じにハマっていたので、アドレナリンをドバドバだしていたのでしょう。それ以前にスポーツジムに通っていた頃もありますが、ボクササイズなどハードでアドレナリンが上がるようなクラスが好きでした。頑張って頑張って、プハーっとなる方法しか、リラックスできなかったんだと思います。水を飲まずにサウナ入って、その後ビールを飲むような感じ。緩急の落差ありすぎです。陽極まれば陰となると言いますが、陽の方向にしか進み方を知らなかったのかもしれません。

月経が重くなったのもこの頃です。月経の量とホットヨガとでどんどんミネラルや鉄を失っていっていたのかもしれません。