脱疲労日記13 胆石手術と糖質制限と腕ニキビ
転勤前の数年間、自分では充実している時期でした。その前はどうだったかと言うと・・
年齢で言うと30代後半。35歳になる年に胆石の手術をしました。胆石の手術そのものというより、術後の1ヶ月で8kg痩せました。腹腔鏡手術だったので、軽いと思っていましたが、それは傷口が小さいだけ。身体は手術の修復にエネルギーを使うし、食事は胆嚢を取ることで、胆汁が溜められなくなって、肉を食べると下痢すると言われていたので、あっさりした和食中心になりました。お酒も術後半年くらいはほとんど飲まなかったかな。会社も産業医に残業禁止にしてもらっていたので、飲みにも行ってなかったと思います。
半年ほどおそるおそる生活したものの、半年もすると、仕事量も通常に戻り、飲みに行ったりもするようになりました。8kg痩せた体重はちょうど1年くらいで元通りになりました。
その後、リーマンショックと父親の介護が重なり、離職。半年ほど実家に戻っていました。この半年間は意外と忙しくて、実家のリフォームのために、実質2回引越しをし、両親と私、弟家族3人の家族6人分の食事も作っていました。この頃、今まではあまり間食をしないほうだったのに、10時のおやつと3時のおやつを食べるようになってしまいました。ファミリーサイズの小さいアイスキャンディを1つくらい。8kg痩せて、8kg戻った体重は、半年で5kg増えてしまいました。
たくさん食べたい訳じゃないけれど、こちょこちょとお腹が空くのです。その頃に出会ったのが、「低血糖」(正確には、機能性低血糖症、反応性低血糖症)、「糖質制限」です。
白い食べ物はNGと思い、白米ではなく玄米、パンは全粒粉パン、パスタは全粒粉パスタ、スイーツはNGでおやつを食べるなら、さけるチーズ、という感じになりました。ビール・日本酒はやめ、ハイボールを飲むようになりました。
お陰様で、こちょこちょとお腹のすく低血糖症状はなくなりました。低血糖で動機がしたりすることもほとんどなくなりました。
この頃の健康診断の血液検査データを見てみると、まだ貧血には陥っていませんでした。ヘモグロビン(Hb)しか測っていないので、フェリチンがどうだったかはわかりませんが。肝機能の値は、体重の増減とキレイにリンクしています。一時的にBUN(尿素窒素)が二桁に乗っているので、糖質制限で動物性蛋白質を増やしたことが結果にでています。
ただ、低コレステロールと低中性脂肪はすでにありました。副腎疲労のフラグは既に立っていました。まぁ、それを言うなら子供の頃からなんですけどね。
しかし、糖質制限でひどい低血糖症状や空腹感はなくなったものの、結果的にはお腹を荒らすことになりました。ぐずぐずと下痢をすることが増えました。以前からお腹は弱かったんですけれど、もっとズドーンと一気に下痢することのほうが多くて、ぐずぐずした下痢はこの頃からです。胆嚢を摘出したのでそのせいだと思っていましたが、今から思えば、全体では糖質制限はしつつも、お米よりも全粒粉という感じだったので、お腹を荒らす小麦が増えていました。
そのお腹の荒れの結果が、腕のニキビでした。腕のニキビは出始めたのが胆石の手術の2年後。ニキビの原因が腸だとわかるのはその5年後でした。
胆石の手術以降、年齢もあってか、以前ほどには残業したりできなくなりました。ましてや徹夜なんてもう無理。でもそれまでの仕事のやり方をガラっと変えることもできていなくて、不完全燃焼感が募るばかりでした。
40歳頃からは自然療法系のセミナーに通うようになり、それまでとは違ったワークライフバランスが取れるようになったのですが、この頃は、知識は本やブログが中心だったので、今から思えば結構偏っていたと思います。