1.14.甘い物を食べたくさせるお腹のカビ
1)ご褒美はスイーツ! ~血糖ジェットコースタータイプ/みかさん、事務職
1.14.甘い物を食べたくさせるお腹のカビ
血糖値が落ちて低血糖状態になったときに、手っ取り早く血糖値を上げるためには、GI値の高いものを食べればいいのです。そう、甘い物が食べたくなるのが自然です。
腸には腸内細菌と呼ばれる細菌が100兆個いると言われています。細菌だけではなく、カビも共存しています。
しかし、カビの中のカンジダ菌だけが異常増殖してしまうと、カンジダ菌が糖質をエサにするため、カンジダ菌によって糖質を渇望することがあります。本来、自分のカラダの血糖値を上げるために食べた甘い物がカンジダ菌に横取りされているかもしれません。カンジダ菌は小麦も大好きですし、カビなので、カビの仲間、イーストや酵母なども大好きです。パンはイーストで発酵させますよね。ビールはビール酵母で発酵させますよね。小麦とカビの合わせ技でカンジダ菌の大好物です。
あなたが好きだと思っている食べ物、実はカンジダ菌に食べさせられているのかもしれません。
女性だと膣カンジダという言葉は聞いたことがあるかもしれませんが、カンジダ菌は膣だけでなく、腸管や口腔内にも繁殖します。常在菌でもあるため、大繁殖せず、他の菌たちと調和して暮らしてくれていればいいのですが。
本来、常在菌であるカンジダ菌が大繁殖する背景には、抗生物質の乱用で、無駄に細菌が死んでしまっているケースもあります。ご自身では無駄に抗生物質はとらないようにしていても、家畜を育てる際に抗生物質を使用していることも多いので、食べ物を通じて抗生物質が体内に入ってくる可能性はあります。